ヒプノセラピー(催眠療法)

ヒプノセラピー入門


■ ヒプノセラピー概要
ヒプノセラピー(催眠療法)は、普段私たちが意識していない無意識の部分である「潜在意識」に焦点をあて、 心の問題を解決へと導いていくセラピーです。

「潜在意識」は、過去に見聞きしたことやその時の感情などすべての情報が格納されている倉庫のようなもので、 それによって私たちの信念や価値観が形成されています。

セラピストの誘導によって自己催眠状態に入ると、様々な過去が思い出されます。
「○○が恐い原因となっている場面」、「自信が持てない原因となっている場面」など、 指定した場面に戻ることができるので、その頃より柔軟な考えができるようになった現在の自分が、その見方を変え、 傷ついたままになっているその時の心を癒していき、それにより現在の自分も癒されていきます。
魂に刻み込まれたすべてのことが思い出せるので、前世のことも思い出せます。

「(自己)催眠状態」とは、自分の前世や、普段は思い出せないような過去の出来事、 自分の判断や思考を通さない本来の自分の心、深層心理を見ることができる意識の変容状態のことをいいます。 瞑想している時も自己催眠状態です。
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■ ヒプノセラピーで可能なこと
ヒプノセラピーは、否定的な感情、性格、習慣、癖などを引き起こしている原因を潜在意識下から探し出し、 それを解放して癒すことができます。

つまりヒプノセラピーは、行動を制限している心理的な問題や多岐にわたる心の問題を改善し解決します。

自己探求 生きる意味の探求、人生の目的の確認、本当の自分を理解する
好奇心 幼児期の再体験、前世・未来を知る、死後の体験、意識の可能性を知る
潜在能力
アップ
自信、気力の充実。創造力、集中力、記憶力、洞察力、決断力、行動力の活性化
習慣改善 禁煙、禁酒、ダイエット、偏食、夜更かし等の改善
性格改善 内向的、弱気、悲観的、劣等感、罪悪感、激怒、ストレス、人間関係等の改善
恐怖症改善 緊張、あがり症、赤面症、対人恐怖症、異性緊張癖、心配性、恐怖症の改善・克服
自律神経系 不眠、肩こり、体の疲労、体の痛み、嘔吐感、冷え性、多汗等の症状改善

セラピストがクライアントを自己催眠状態へ誘導し、その状態で行うセラピー全般がヒプノセラピーと呼ばれます。

良好な自己催眠状態に入ることにより、時間や次元を超越した特別な感覚になり、過去や前世、未来、ハイアーセルフなど 様々なイメージを体験することができます。
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■ ヒプノセラピーの効果
身体の病気の多くはストレスが原因であるといわれています。
自律神経は潜在意識の管轄下にあります。 ストレスや精神的な問題が関係し疾患の原因が特定できず症状も様々で曖昧な自律神経失調症は、 通常の医療では厄介とされますが、ヒプノセラピーによって対処することが可能です。
また、高血圧、不眠症、偏頭痛、パニック障害、肩こりなどにも効果があります。

一般的なカウンセリング療法は、クライアントの言葉を頼りに 「顕在意識」 に焦点をあてていくので、 問題の解決には非常に根気と時間がかかります。
ヒプノセラピーではクライアントの 「潜在意識」 にダイレクトにアクセスし、 潜在意識にしまい込んでしまった記憶やトラウマになった出来事に焦点をあてるので、早く問題を解決することができます。

アメリカンヘルスマガジン社の調査記事によると、ヒプノセラピーを受けたクライアントは、6セッションで93%の人が回復する という結果が出ています。
行動療法では22セッションで72%、精神分析では600セッション後38%の回復という結果なので、 ヒプノセラピーがいかに効率的なセラピーであるかがわかります。

米国医師会は、1958年にヒプノセラピーを医療行為として認可しており、現在米国では多くの医師がヒプノセラピーを習得し、 通常の医療行為の中で大いに役立てています。
また一般的にも、ヒプノセラピーは副作用のない安全で自然な効果的療法として知られています。
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■ 顕在意識と潜在意識
普段考えたり分析したり記憶している部分である顕在意識は氷山の一角に過ぎません。 顕在意識の表面下には途方もなく大きな潜在意識が存在しています。

潜在意識とは記憶の倉庫のようなもので、最近の記憶だけではなく 忘れてしまったと思っている過去の全て、 幼少期や胎児期、過去世の記憶まで存在しています。

顕在意識は、「今気づいている」部分の自分です。
今頭で考えたり判断したり記憶したりしているのは顕在意識で行っています。 これから何を食べよう、何を書こう、など思い出せる記憶を元に、自分で考え判断し、行動し、色んなことを思いながら生活しています。

顕在意識は普段利用するものや強烈な印象を与えたものだけを記憶していて、重要ではないことは忘れていきます。 一週間前に食べたものが思い出せなかったり、昔会ったことのある人の顔や名前を思い出せないのは、 日々たくさんの情報を処理していく中で、印象が薄く覚えている必要がないと判断され、 顕在意識から消えていき、潜在意識だけに残って行くからです。

一度経験したことは潜在意識の中に必ずあります。匂いや景色など何かをきっかけに すっかり忘れていたことを鮮明に思い出すことがあるのは、その記憶が潜在意識から引き出されたからです。
理由のわからない恐怖・苛立ち・懐かしさなどの感情は、潜在意識の中に取り込まれてしまって、 思い出すことのできなくなった記憶が影響していると考えられます。

潜在意識は無意識の部分であり、自覚が及ばないところで働いています。
それは身体の機能にも及んでいて、どうやって朝食を消化させるか、どうやって心臓を鼓動させるかなど、 あまり意識して考えたことのないような仕事もたくさんしています。
なぜかここに来ると心臓がドキドキする、あの人に会うといつも胃がキリキリする、など 意識的でない体の作用も潜在意識によるものです。
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■ 判断のメカニズム
誰でも、行動や癖、習慣、思考などを、好ましい方向に変えたいと考えたことがあると思います。 タバコをやめる、お菓子を食べない、毎日ジョギングする、ネガティブに考えない等。
これは簡単なことではなかったはずです。「変えたい」と思う自分と、「変わるもんか」と思う自分がいるからです。 前者が「顕在意識」、後者が「潜在意識」です。

無意識に同じことを繰り返してしまったり、同じような行動パターンになってしまう、考え方が変わらないのは、 過去にその方法を行い、それが信念となって潜在意識の中で定着し、安心できるものとなってしまっているからです。
従って、顕在意識からそれとは違うことを指示されても、受け入れずに跳ね返してしまいます。

たくさんのことを経験し柔軟に考えられるようになった今の自分は、過去の行動パターンとは違う もっと良い方法を思いつくことができます。 潜在意識で定着してしまっている信念や古い行動パターンを変えたいと思うことは当然のことです。

一連の行動や思考のパターンは、コンピューターにインストールされたプログラムのようなものです。
自分の体験、経験を元にインストールされたプログラムもあれば、親や先生、友達など周りの影響を受けてインストールされた プログラムもあります。
コンピューターのプログラムは、その時の状況に合わなくなってきたら、アップデートして最新のプログラムに書き換えられるように、 心のプログラムも変更可能です。

顕在意識と潜在意識の間にはフィルターのようなものがあるとイメージして下さい。
このフィルターは顕在意識から送られてくる考えや行動をふるいにかけます。 そして、それを潜在意識の中にあるこれまでの経験や知識、信念と比べて 「判断」 します。これを「判断のフィルター」と呼びます。
今までやってきたことは、難なく受け入れますが、潜在意識の中にあるプログラムと一致しない 特別な変化や革新的なアイディアはなかなか受け入れられません。
意志の力だけで何度も言い聞かせようと繰り返しても、結局は挫折とフラストレーションを繰り返してしまいうのはこのためです。

自分を変えたい人にとっては、こんなフィルターはない方がいいと思うかもしれませんが、 このフィルターがあるおかげで、何でもアドバイスを聞き入れてしまったり、考えが変わりすぎたりすることなく、 自分の信念や性格、現実に対する認識の一貫性が保たれ、多くの情報による混乱から守られているのです。
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■ 潜在意識にアクセスする方法
潜在意識にインストールされたプログラムは、日常の生活の中で無意識になされたものです。
CMや広告による 「繰り返し」、親や集団からの影響、権威ある人からの言葉、 激しい感情を伴う出来事(例:子どもの頃犬に追いかけられた怖い経験)などによって、独自の信念や価値観が形成されてきました。

習慣的な思考や行動パターンを変えるには、判断のフィルターによって跳ね返されないように、潜在意識にアクセスし、 古いプログラムを新しく書き換えることが必要となってきます。

潜在意識にアクセスできるのは、脳波がアルファ派になって、 判断のフィルターが解除された時です。この解除とはフィルターの目が粗くなるイメージで、 外から与えらえたメッセージが潜在意識に届きやすくなります。

良好な催眠状態に入れば入るほどフィルターの目がどんどん粗くなっていき、顕在意識からのメッセージが 潜在意識まで到達しやすくなります。
潜在意識が納得する言葉を送っていけば、新しいプログラムが構築されるので、自分の行動パターンを変えることが可能になるのです。

潜在意識に提案する言葉=「暗示」にはコツがあります。
それは『 自己催眠入門 』で書きたいと思います。
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■ 催眠状態時の脳派
人間の脳の活動は脳波計を使って測定できます。
脳波は基本的に、βベータ派、αアルファ派、θシータ派、δデルタ派の4種類に分けられます。

日中に私たちが思考を働かせながら活動している覚醒時には、ベータ派の状態になっています。
ベータ派では、振幅の大きいかなり激しい波形が見られますが、だんだん瞑想や自己催眠状態になってくると、波形がなめらかになり アルファ派の状態になっていきます。

アルファ派の状態は、浅〜中程度の瞑想、白昼夢、意識集中、誘導瞑想、浅い睡眠、読書、遠隔透視の状態の脳派です。
さらに深いトランス状態に入ると、脳波は非常になめらかな形状になってシータ派となり、 深い瞑想、中〜深い睡眠の状態になり、デルタ派の状態では、非常に深い睡眠、臨死体験の状態となります。

睡眠中の脳波のパターンはベータ派の状態からだんだんなめらかになって、 30分かけてシータ派レベルに下がり、次の30分間でアルファ派レベルに上がります。 それから30分間アルファ派の状態が続き、この状態の時に夢を見ます。 このように睡眠中の脳波パターンは1時間半のサイクルになっています。

ヒプノセラピーを行っている時の脳派はほとんどの場合アルファ派のレベルです。 瞑想中に肉体の感覚が鈍くなっている状態では、シータ派レベルまで下がっていることがあります。
アルファ派は、ゆっくりした深い呼吸により体がリラックスすることで導かれます。 夢と現実の狭間を行ったり来たりしている二度寝やうたた寝のような気持ちのいい状態の時もアルファ派です。

ヒプノセラピーを受けている時も同様で、セラピストがクライアントの脳波をアルファ派へと導き、 潜在意識内のある一定の場所にクライアントの集中力を向けさせるので、様々なイメージが湧いてきます。

電車の中でぼーっとしている時や、考え事をしたり空想している時、夢中になって趣味に打ち込んでいる時など、 時間の感覚がなくなっている時は脳波がアルファ派になっていて、集中力が増し創造力が豊かになっています。

覚醒時の忙しい頭で新しいアイディアを考えようとするよりも、気分転換にリラックスしてみたり、 少し寝てから考えた方が良いアイディアが浮かぶことが多いのは、脳波がアルファ派になった時にイメージの宝庫である 潜在意識と繋がることができるからです。

インスピレーション(ひらめき)も潜在意識の産物です。
天才と呼ばれるトーマス・エジソンは紙とペンを常時携帯し、何か思い浮かぶとすぐに書き留める癖がありました。 またアインシュタインもメモ魔として有名でした。
エジソンの「天才は1%のひらめきと99%の汗」という有名な発言は、努力が大切というよりも、 ひらめきが大切だと言っているように思います。

また、3〜5歳くらいまでの子供の脳波も常にアルファ派だそうです。
子供は紙とペンを渡されると、考えることなく直ぐに絵を書き始めたり、ままごとをしながらどんどん物語を作っていきます。
その時期はまだ判断のフィルターがありませんから、周りから受けとる情報が全てダイレクトに潜在意識に取り込まれ、 それがその子の信念や価値観となっていきます。

どうせ子供はわからないから、忘れてしまうから、と思っていたらそれは違います。 幼少期の日常の様々な出来事は潜在意識の中で消えることはなく、大人になっても普段の意識にチクチクと働きかけてきます。
「三つ子の魂百まで」なのです。


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自己催眠入門


■ 自己催眠とは
潜在意識に送る言葉は 「暗示(Suggestion)」 と呼ばれます。
Seggestionは暗示という意味のほかに、思いつきや提案といった意味も含まれるように、命令ではなく 「説得力のある提案」 です。

自己催眠とは自分に暗示を与えること、つまり理想的な自分・状況になるように、 こうなりたい、こうしたいと思うイメージを潜在意識に与えていくことです。

潜在意識は言語ではなくイメージで記憶が残されています。
自己催眠を実行するときの暗示文も、イメージが湧くような、潜在意識が受け入れる言葉を使わなければ効果がありません。

暗示が潜在意識に届きやすくなるのは、脳波がアルファ派の時です。
瞑想をしたり、自分でリラックスした状態を作り出し、つまり脳派がアルファ派の状態の時に、暗示文を繰り返し唱え、自己催眠を行います。

ヒプノセラピーの一つとして、セラピストに自己催眠状態に誘導してもらい、暗示文を与えてもらう方法もあります。

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■ 暗示文の作り方
@ シンプルでストレートな文であること

ややこしい文やだらだらと長い文は理解されません。

A 前向きで肯定的な文であること

潜在意識は言語ではなくイメージで残るので、否定文は理解しません。
「緊張しないようにする」「間違えないようにする」 という文章は、潜在意識には 「緊張する」「間違える」 という印象が届いてしまい、逆に緊張したり間違えたりしてしまいます。 この場合 「リラックスする」「落ち着く」 「うまくいく」 などの表現を使います。

B 現在形か進行形を使い、未来形や願望表現は使いません

「きっとよくなる」 などの未来表現は 「今はよくない」 という現在への否定を強くしてしまいます。
「泳げるようになりたい」 という願望も今は泳げないことを強調し、願望や夢のような現実的でないことは 潜在意識は受け入れません。

つまり、あたかもそうであるようなイメージの文をつくり潜在意識の中に確立されているイメージとすり替えていくのです。 「私は楽しそうに魚のようにすいすいと泳いでいます」 のようなイメージしやすい表現を使います。

C 「〜できる」 という表現は使いません

「勉強ができる」 ではなく、「物事をすんなりと理解します」 のように行動を述べます。

D 形容表現を使うと効果的です

先ほどの 「すいすい」 泳いでいるという言葉のようにイメージの沸きやすい形容表現を入れると効果的です。
「私は清々しい気持ちでステージに立っています」「はきはきと力強く話しています」 「とても生き生きと輝いていて、自信に満ち溢れています」「大きな拍手の中、感動で胸がこみ上げています」
このように短文で自分の理想のシチュエーションを描いていきます。

E 「○○するたびに〜〜である」「○○するときはいつも〜〜である」 といった表現も効果的です

「練習するたびにどんどん上達していきます」「オフィスの自分の席に座るといつも落ち着いた気持ちになります」

F 具体的で現実的な文であること

リアルなイメージをすりこみます。いきなり 「億万長者になる」 など不可能なことは潜在意識が受け入れません。 お金を得ていく過程を具体的に表現した文は有効です。

G 繰り返すことで潜在意識に焼き付けます

私たちは日頃テレビや街で繰り返される広告、親や身近な人に言われ続けたことなどにより、様々な暗示を受けています。
それは私たちにとって良くないことも多いのです。例えば、小さい頃から親に「あなたは頭が悪いんだから」とか 「あなたはグズだから」と言われ続けたら、実際はそうでなく周りからは羨ましがられる存在であっても、 本人にとっては自分を否定する原因となってしまいます。

自己催眠は自分の意図しないところで受けてしまったネガティブな暗示を、意図的に理想的なイメージに塗り替えていくことです。
「暗示」という言葉は操られるようなイメージがあり怖いと思う人もいるかもしれませんが、 日常の中で知らず知らずのうちに受けている暗示の方が怖いとも言えます。 自己催眠はそれを修正するポジティブなものです。
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■ 暗示の力
願望を繰り返すことが、自己暗示だと思っている人もいるようですが、 「私は変わる!」と何十回唱えても、何も変わらないでしょう。
「お金持ちになる!」や「幸せになります!」を何十回唱えても同じです。 試しに何回も唱えてみればわかりますが、現状が非常に不幸に思えてくるはずです。

まず潜在意識が受け入れる正しい暗示文をマスターしましょう。
最初は頭で考えるより、自分の理想のシチュエーションを短い文で10個くらいで書いてみます。 先ほど挙げた8つのポイントをクリアしているかをチェックしてから、自己催眠状態で繰り返し唱えます。

慣れてきたら、それを日常で使う言葉で意識してみます。 否定語を意識的に使わないようにすると、ネガティブなエネルギーを持つ言葉を自然と選ばなくなり、 言葉だけでなく自分の行動や周りのエネルギーもポジティブになっていきます。 そうすると、ポジティブなことが自然と集まってくるようになります。

後悔や嘆きが多い人ほど、それを言うことをやめてポジティブな言葉に変えるように意識すると、大きな変化をもたらします。
「ああすればよかったな〜」 と思うよりも、どうすればよかったのか、その理想のシチュエーションを具体的に考えて、 想像力をフルに使ってその理想の状況を演じてみてください。
よりリアルにイメージすればするほど、それを信じ込めば信じ込むほど、それは現実になっていきます。

「神様にお願いする」 というのも同じことです。 願いが叶うと強く信じていれば叶い、そんなこと無駄だと思っていれば叶いません。
『魔女の宅急便』 のテーマソングの中に「小さい頃は神様がいて不思議に夢をかなえてくれた」というのがあります。 疑わずに純粋に信じて、そのように振舞うとそのような現実を引き寄せます。

自分の病気を治せるのはこの人しかいない!と思っていた権威ある医者に、 「大丈夫ですよ。これを飲めばあなたの病気は必ず治ります」 と錠剤を渡され、それを信じて飲んだら 病気が治ってしまうことはよくあります。それが特別な薬ではなく、ビタミンCであってもです。
妊娠を切望または恐れる女性が、実際は妊娠していなくても無月経やつわり、初乳の分泌などの妊娠の初期症状を呈する 想像妊娠というのもあります。

例を出せばきりがありませんが、信じる力や強い意志というのは自分の身体に作用し、 自分の未来さえも操作する力があります。自分の内側に、すべての答えや未来があるのです。

何万人もの前で演説する人や何万人もの前で一度で最高の結果をださなくてはいけないスポーツ選手などは、 必ずイメージトレーニングをしています。 最高の理想的なシチュエーションを描いて、そうなるのだと信じる気持ちがとても強いので、それが現実となります。

成功者は決して自信のない発言はしません。 常に前向きな言葉を使い、夢を語る時は願望ではなく具体的に話しているはずです。 そういう人は理想的な人生を自ら引き寄せています。
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■ 行動パターンとカルマ
意識的であれ無意識であれ、私たちの行動はカルマを生みます。良いことには良い結果、悪いことには悪い結果が訪れます。

忙しい生活の中で無意識に行動していると、同じことを繰り返したり、意味のないことをたくさん行っています。 「今日は○○しようと思ったのにまた××してしまった」と思うことはよくあります。 私たちは何気なく過ごしていると同じ行動パターンになりやすいのです。

「一度水が流れると、次の水もそこを流れやすい」「一台の車がぬかるみに溝を作ると、次の車もそこを通りやすい」 ように、私たちの行動パターンも意識的に気をつけないと同じ道をたどりやすくなります。

無意識な行為、パターン化した行為は、自分が意図していなくても、知らず知らずのうちに誰かを傷つけていたり 迷惑をかけていたりすることも多くなります。そして、その行為の結果はそのことに気づくために何度でも自分に返ってきます。
無意識な行為はどんどん意図しないカルマを生んでいくのです。

相手にとって、社会にとって、「こうした方がいいのではないか」と、なるべくいい結果を残すように選択を意識的に変えていくと、 意味のある行動しかしなくなり、無駄も省け、悪いカルマも減っていきます。

悪い種を蒔かず、良い種をたくさん蒔いていきたいのなら、どんな状況でも自分の言葉や行動に意識的になっていくことが大切です。
理想の自分になるために自己催眠を行ったり、日常の言葉も暗示文のような前向きな言葉を使っていくことは、 意識的な行為だと言えます。 それは良いカルマを生み、より理想的な人生へと繋がっていくことでしょう。


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